<ネタバレ>ホラーというより『リング』の謎の解説編って色合いが強い。
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<ネタバレ>ホラーというより『リング』の謎の解説編って色合いが強い。
ビデオだけではなく文章からもウイルスが発生し、ウイルスの増殖に手を貸せば死なない。
貞子は自分のDNAデータをビデオに念写し、それが安藤の体から舞の子宮に入り込んで生まれ変わった。
貞子の望みは、自分がずっと味わってきた恐怖をみんなに伝えること。
ただ、呪いのビデオの科学的な裏づけを見せられても、それがメインで求めているものではないので。
理屈っぽくなった感は否めず、ホラーとしてはつまらなくなってしまった。
『リング』には、わけのわからないものへの怖さがあった。
ところが、生まれ変わった貞子の口からいろいろ説明されると、そういう怖さは消えてしまう。
ラストで安藤の息子と高山が生前の姿で復活したのには、前半から科学的な解説をしてきた割にはご都合主義すぎてうんざり。
科学とオカルトという本来相容れないものを無理に融合しようとするからおかしなことになる。