ノーラン版バットマン完結編。
トム・ハーディ演じるベインに .. >(続きを読む)
ノーラン版バットマン完結編。
トム・ハーディ演じるベインにはヒース・レジャー版ジョーカーほどのインパクトは無いが、臨場感は前二作に比べて上がっており、大量のエキストラを使った市街戦、破壊されるゴッサムなど見どころも多い。
コスチュームデザインを見たときは「もう少し妥協したほうがいいんじゃないか」と思ったアン・ハサウェイのキャットウーマンも、いざ動いてみれば堂に入っていた。荒唐無稽な世界観をリアルに表現するという矛盾した試みに関しては、この三作目が最も成功しているように思える。
ストーリーはヒーロー譚としてのテーマをまとめることを優先した印象で、一本の映画として見た時にはややリズムが崩れている部分があるものの、それは二作目にも言えることだし、完結編ということも考慮すれば十分に許せる範囲内。
ただ、クレイフェイスやハーレークインが見られなかったのはちょっと残念かな。
まあそんなこと言い出したらキリがないか。