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<ネタバレ>ありがちなボーイ・ミーツ・ガール系の映画ですが、詩集から引用した台詞の数々は目新しいし、とにかく音楽が雑多な感じで、「ミクスチャー」な映画、とでも言おうか。ストーリーよりは、映画の表現の仕方は好き、そんなところ。 主演二人の何か諦めたような空虚な雰囲気も、本作の在り方によくハマっていたように思う。 東京と田舎、そして生と死、、いくつかのエピソードが淡々と流れていき、ぼんやりと眺めていたら、田舎の星空は美しいけど、東京の汚れた夜空に浮かぶ美しい光の群れも悪くはない、、そう気づいた。彼ら都会の底辺をさまよう希望 (一つ一つ) を光りに例えて、二人交わればさらに夜空を明るく照らし出す、、表題の意図はそこにあるのかもしれない。「青色」ってところが、またいい。いずれにせよ、映画から一つでもインスピレーションを感じれば、観たことの価値はある、と思ってる。 個人的には、観ていて何度か思い出したのは、ウォン・カーウァイの香港映画。実際、夜の都会の撮り方 (画作り) とか映像美は意識してるように感じた。