<ネタバレ>笑いあり、涙あり、満点の上をいく作品じゃないかな。
日本語 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>笑いあり、涙あり、満点の上をいく作品じゃないかな。
日本語吹替えで観た後に字幕で見直したら、わかりにくい面白さが更に理解できる。
洋楽好きな私にとって、冒頭からポールマッカートニー氏に捧ぐレベル感動して泣き出しそうになりました。
隅から隅まで選曲の良さが最高!
◎GOLDEN SLUMBERSからCARRY THAT WEIGHTに然り、使いかたが上手いな〜と感動。イカを使い最高の舞台にしながら、あそこまで無様に破壊され、そこから全てが始まるわけなんだけど、すっかり崩れ落ちドン底になったバスターとこの曲の組み合わせ方は涙モノでした。
◎ある意味、ランスとアッシュの2人組をわけ、地味なロジータと派手なグンターを組ませたバスター。
そのアッシュが失恋した後に泣きながら歌うCALL ME MAYBE 吹替えだと和訳が入ってないのでわかりにくいが、字幕で観ると、確かに泣きながらこれ私の番号、よかったら電話してって言われても誰もしないよね。
◎主婦に戻ると諦めたロジータが、スーパーマーケットで自信を持つシーンの音楽!BAMBOLEO これは最高ー!
◎バスターが洗車を始めたときに流れるNESSUN DORMA こんな良い曲、あったわって感動。
◎そしてミーナが声を出し歌い、それをキッカケに立ちあがる時に使われたUNDER PRESSURE ありがとうー!
◎ジョニーが歌う I'M STILL STANDING 拒絶した父親の心動かす歌唱力でしたよね。
日本人がアメリカンジョークをどこまで良しとするかは人それぞれなんですが、100%バカにされているけど面白かったのがキューティーズ。日本文化バリバリお辞儀ペコペコで、ただ下手な歌でもかわいく踊っていれば売れるって思われてるんだろうなと感じたり、全く空気読まず不屈の精神でアピール。で、散々邪険にされて2組降板後のバスターのクダリ、字幕で見直したら観ると面白すぎなのだが、辞書を片手に、アナタタチノウタワサイコウデス と伝えつつも あなたの足臭いです、足の爪って…私はお腹抱えて笑いました。レビュー書きながらも笑いが止まらない、キラキラキラ ハッピーハッピーハッピーって頭の中ぐるぐる。
あとはイカレストランでバスターが放つ「チキン!」
これはBTFを観ている人しかわからない(8割の人はわかるか)マイケルがこの一言でキレますよね。ここら辺も日本人にはややわかりにくい所なんだけど…私が思うにあんた鶏肉だよねって言われても馬鹿にされた気がしない、私だけかな(笑)
BTFをそのまま再現!?って笑えるシーンも多々あり。
・ロジータ、自分がいないくても子ども達と旦那様の世話ができるように、一晩で仕上げたカラクリ。あれはドク顔負け?
・電源を隣のビルのコンセントに繋ごうとするくだり。時計台からコンクリート崩れ、間一髪ズボンの裾で逆さにぶら下がり、さて繋ごうって思ったらあと少しの所で届かない。
・ストップウォッチ片手に熱くなる父親、それに応えようと必死のジョニー、一瞬、ひいてしましった!と固まるくだり。
・リハーサルを抜け出し、車を走らせるも、うまくいかないトコ。
・マイクを追いかける熊達。車で追いかけて馬の肥やしに突っ込んでくれたら!って思いつつ、マイク自身がひとでなし?だからこれでいいんだなと思った。
・手作りの舞台で力いっぱいギターを演奏するアッシュ、弾き終えて観客が一瞬シーンとするくだり。あれこそマイケルが両親をダンスさせるため舞台に立った後、先走ったシーンを思い出しました。
カメレオンかと思ったら、トカゲだったミスクローン、彼女の存在はすごい。
1,000ドルだったらこんなに集まらないよね。
何より見る目があり、素晴らしいプロデュースが出来るバスター。
地味で目立たないけど、縁の下の力持ちであるエディ。ナナの孫であるボンボンなんだけど、はじめは羊じゃなくアルパカだと思ってた。
裏方の仕事からも、夢を勝ち取ったミーナ、最後のトリを飾るDON'T YOU WORRY BOUT A THING あんな見事に歌えたら幸せです。
ミーナとバスターの間で交わされる言葉
「恐怖に負けて 夢を諦めるな」
この映画の全てだと思いました。
最後には助けてくれた寛大なお方、伝説のナナ・オールドマン!感動で号泣させて頂きました。
(何回も観たのに、このサイトに来るまでバスターの吹替え声が内村さんだと気がつきませんでした。情報不足、理解出来ない文章、間違えているかもしれない英語の曲の題名、この場をお借りして謝らせてください)
最後まで読んでいただいてありがとう!