日本映画界では近年まれに見るグロ映画。映画業界で一人勝ち状態 .. >(続きを読む)
日本映画界では近年まれに見るグロ映画。映画業界で一人勝ち状態の東宝だからこそ実現できた企画でしょう。一秒前まで生きていたキャラクターが木っ端微塵になり、壁にたたきつけられて肉片になり、生々しく食われたりするグロさは評価します。私は、樋口真嗣にはドラマを演出する実力がないと考えています。フィルモグラフィーを見ればそのことは明らかです。最初からドラマパートの出来を全く期待していなかったため、グロい映画をスクリーンで観ることができたという満足感に満ちあふれ、正統な評価ができない状態にありました。
この映画を見てから半年以上がたった今、ドラマパートのクソさ加減が凄まじかったこと、かったるいセリフ回しに寒気がしたこと、アクション女優武田梨奈にアクションをさせなかったことの罪深さをようやく認めることが出来る状態になりました。ガッチャマンよりは遥かにマシです。見どころはあります。でもクソです。一本グソとビチグソくらいの差です。一緒くたに否定されるべきではないけど、流されるべき場所は同じ下水道でしょう。