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<ネタバレ>つい最近この映画の存在を知って、興味本位で見たのですが、すっかりやられてしまいました。フルター博士の登場シーンに完全に魅了され、トランス状態になったあとは映画の思うがままです。低予算のセットは馬鹿馬鹿しいですが、作品の雰囲気にはあっていると思います。終盤の石膏像の使い方には爆笑させていただきました。ああ、馬鹿馬鹿しい。
はっきり言って突っ込みどころ満載の馬鹿映画ではありますが、それ自体を愛することができるセンスの良さがあります。特にフルター博士を怪演したティム・ロスには感服いたしました。世界中で愛されるカルトムービーの実力をまじまじと見せつけられ、映画ってやっぱり凄いな、楽しい!と思いました。残念なのはフロア・ショーがちょっと退屈なことですね。しかし、死ぬまでにフルター博士の登場シーンを何度見るかわかりません。僕の中に深く残り続ける作品になると思います。