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<ネタバレ>身体障害者のビジュアルにばかり注目してしまいがちですが、二人の小人が運命に苦しめられる姿は美しく、とても悲劇的です。一方でクレオパトラが無礼な振る舞いでサーカス団員たちに復讐される描写はおどろおどろしいホラー。彼らは無言でクレオパトラに襲いかかり、観客は彼女の悲鳴と変わり果てた姿に驚愕するばかりです。見世物小屋には行ったことがありませんが、おそらく本物の身体障害者が出演していた見世物小屋を見た時に生じる感情は、本作を鑑賞後に生じたそれに非常に近いのではないでしょうか。とても良くできた映画なのに、本作のせいで映画界から追放されてしまったトッド・ブラウニングには同情してしまいます。