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<ネタバレ>グタグタな女子高生の日常を、リアルな会話とまったくリアルじゃない展開で描いた映画 ある種の雰囲気はあるが、それは自分にはさほど心地良くは無かった この物語はその辺が心地いい人達に向けて作られたものではなかろうか 女子高生の中で語られる会話がキンキンとうるさい 30万と言う大金をヒロインが拾ったことから始まる話だが、彼女らの中でのお金に対する認識が常にインフレで軽々しくて、そこがかなり不快 彼女らの行動も雑でイライラさせる ノイズを楽しむ映画ではないので、この手の話なら「もらとりあむタマ子」のほうがまだマシだと思った あるいは、今時の娘達の瑞々しいイメージを感じればそれで良いと言う人には向いていると思う タイトルにもなった「ももいろそらを」の意味が、入院していた少年が、意味無く事故で死んだというオチも、冗談ではすまない人の悪さを感じる 入院中なので病気で死んだという理由にも出来るはずなのに、あえて事故という理由にした意味がわからない 火葬場から出るピンクの煙もわざと消化不良で、なにか作り手に底意地の悪さを感じる この映画は妙に瑞々しい部分があって、カメラワークも美しいだけに、その底意地の悪さがノイズになって楽しめなかった