<ネタバレ>好きな映画。
でも、昨夜のテレビ放送を観なかった。
今年 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>好きな映画。
でも、昨夜のテレビ放送を観なかった。
今年はDVDで一度観て満足してるから。
主人公は幼い二人姉妹の姉・さつき。まだまだ小学生の女の子。田舎に引っ越してきたばかりだが、元気はつらつ、利発で、周りから愛されている。母親は療養所にいて、学者の父親、幼くワガママな妹と三人暮らし。そして彼女は映画後半、妹をさがして小さな冒険をする。
2014年現在、日本で携帯電話が普及して約15年。
この『トトロ』の時代設定はケータイどころか、各家庭に電話が普及していない世界。連絡をとるのに不便だが、不便だから多種多様なドラマが生まれていた時代。
この『トトロ』は1988年公開だから、もう26年も前。
ご家庭のビデオデッキで何度も観て、今は大人になった人が大勢いる。三世代で楽しんでいる家庭も多いからこの映画、日本人のアイデンティティの一つ。例えるなら日本の国民的映画。大人も楽しめる、やさしい空想世界。
さて、現実の暗部を考えてみたい。
『トトロ』のようなやさしい映画を好きな人が、他人に親切にする時もあれば、他者を馬鹿にして笑ったり利用したりする。「他者を騙して何が悪い」「私の勝手でしょ」。それで矛盾なく暮らす現実の人間たち。『トトロ』は日本の国民的なアニメ。海外にもファンは多い。
私は好きな映画だから、★10点差し上げる。