<ネタバレ>良かった。
でも(私が)好きな映画ではない。
長いし、騙 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>良かった。
でも(私が)好きな映画ではない。
長いし、騙される女性たちを観るのがつらかった。
だから何度も止めながら観た(三日かけて)。
里子と貫也は、完全に悪人だ。
飲食店の開業のためなら、
女性たちの人生を踏みにじって良いのか?
女性たちを騙して良いのか?
貫也には罪悪感があったが、
里子には全く罪悪感が「無い!」ような気がした。
有名俳優が演じるから見た目は悪くないけど、
もし実話で、もしその写真や動画が公開されたら・・酷い容姿の夫婦だろうなあ。
あらすじは、若い夫婦が結婚詐欺をする。
夫が女たちを騙しまくる(10人くらい?)。
妻も協力する。
妻が主犯で作戦担当で、夫は妻に従ってる感じ。
トンデモ夫婦だ。
以下、ネタバレで!
夫は、妻をたまに罵りながら、多数の女性と関係をもつ。
夫婦で協力しての詐欺行為だが、妻は寂しいようだ。
で、犯罪はいつかは必ずバレるもの、映画だし。
少年が刺した! なぜ刺す? とんでもないガキだ(恐ろしい)。
たぶん五歳くらいだが、五歳なら刃物が危険なことを理解している。
事情を母親は知ったのか? 息子が忘れるわけが無い(私見)。
すべて曖昧。曖昧さがこの映画の作風で不満は無い。
男児の罪を、夫(貫也=阿部サダヲ)が全部かぶったのだろう。
夫が刑務所に行ったのは、傷害罪だけだろう。
つまり結婚詐欺は、有耶無耶(うやむや)だろう。
探偵は元刑事のようだが、詐欺は表沙汰じゃない?
警官が来て、赤いライトに気付いた妻(里子)が逃げる。
結婚詐欺が見つかったと察知したのだろう。
そして漁港で働いているが、警察から逃げてる最中か?
わからない。
妻は警察から追われてないのかもしれない。
そして妻は最後に何を観た?
妻は最後、嬉しそうじゃない。
覚悟を決めた、そんな感じだった。
警察が来た? そんな気がした。
あるい来たのは、詐欺の被害者か? 探偵か?
同監督の『ゆれる』はTV放送で観たが、ながら見だったので理解していない。
だから今回が、私にとって初の西川美和監督作品。
『ゆれる』をきちんと観直したいと思っている。
さて、(38の)トント氏のレビューを読んだ。
貫也たち10人くらいが大釜で調理している。
そのうしろに、制服で制帽の刑務官が(ぼんやり&明確に)見える。
つまり貫也は受刑者で服役中だろう。
里子は漁港で勤務中でフォークリフト免許も取得したらしい(現在も逃走中?)。
★余談 今回が、今年2021年初のレビュー