<ネタバレ>未来の自分を本人に始末させるプロットはクール。始末をミスった .. >(続きを読む)
<ネタバレ>未来の自分を本人に始末させるプロットはクール。始末をミスったら若い本人を痛めつける=未来の身体に変化が現れるのはなかなかおぞましい展開でした。途中までワクワクしっぱなしでしたが「TK」が出てきて色々薄まってしまい、何もかもが中途半端になってしまいました。ネタとしてはタイムスリップしてきた未来の自分が目の前に居るというだけで十分だったハズですし、そもそも、タイムスリップ物と超能力物は完全分離が吉だったような気もします。
前半は最高でしたが後半は最低だったので、間を取って5点という難しい点数です。ある意味5点というどっちつかずの映画が一番ダメなような気もしますが・・ 色んな意味で本当に惜しい映画でした。
2025/3 再鑑賞
最初の鑑賞時より落ち着いて鑑賞できました。よく考えれば明確なタイムパラドックスがあってこの物語は絶対に成立しない訳ですが、ストーリーの流れ的には意外と良くできています。音楽も世界観もハードボイルドでclassicな小説のような雰囲気も素晴らしい。以前はあり得ないと思っていた超能力ネタも再鑑賞してみたら意外と悪くはありませんでした。ただし、TKネタもヤング&オールドの二人の自分が一つの空間に居ます的なネタも、、ほぼ料理されずに放置されていたことに驚きます。フランス語のネタもほとんど死んでいましたし、素晴らしい食材が多い割には全く上手く使われていません。ある意味、、逆に驚きですよこれは。
ロードショー版のラストも悪くはありませんでしたが、100%入れる必要のなかったヤングジョーとエミリーブラントのキャッキャウフフなシーンが入っていたのだから、彼らが結婚してシドをホワイトカラー人種に育て上げるタイムラインがベストだったかもしれません。。というか、自分が死ぬというドラマチックなラストはほろ苦くて素晴らしいものの、自分が死んでもシドが悪に染まらないという保証は何もない訳で・・ やはりちょっと無理があるラストでした。てか、自分が死んだらオールドジョー自体が過去には来ない訳で、そうなるとヤングジョーが農場に行くことも無い訳で、、結局シドと関わるタイムライン自体が消滅しませんかね?ま、それはさておき、意外と雰囲気が素敵だったので1点追加することにしました。(BTTFってやはりよく出来ていますよねっと、、なんだか再確認してしまいました)