<ネタバレ>VFXでオスカーを獲得した作品。遅ればせながら鑑賞。
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<ネタバレ>VFXでオスカーを獲得した作品。遅ればせながら鑑賞。
確かに、一見愛らしい女性が透明な人口臓器と融合した姿は、妖しくも美しい不思議な魅力がある。
そんな AI:アンドロイド「エヴァ」と、青年プログラマー、そして、エヴァを開発したIT長者。この3人の異常に緊迫した密室劇として映画は進行する。
当然「人工知能とは何か?」という深淵なテーマに対する仮説的な解答を期待してしまった訳だが・・・物語の構成は
突然の幸運→密室への軟禁→異常な実験→秘密の共有→不浄な恋愛(狂気)→関係性の逆転→計画〜実行〜ハプニング→真相の暴露(ドンデン返し)→悲劇→解放 となる。
これはSFでは無く、古典スタイルの「ヒッチコック風サスペンス」。天使の顔をした子悪魔と巻き込まれる男の話だ。
サスペンスとしては十分面白いが、ちょっと期待とは違う方向だったので、点数は辛め。
「AIは新しい知性か?」そのテーマは、『ブレードランナー2049』に期待するとしよう。