<ネタバレ>映画として、物語として、これほどの傑作はなかなか観ることが出 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>映画として、物語として、これほどの傑作はなかなか観ることが出来ない(映画「情婦」以来の感慨)。
脚本、映像(アングル、カット割り)、音楽、俳優の演技、全てが粋で、カッコイイ。
セリフ、セリフとセリフの間、セリフと俳優の動きとの間、挿入される音、映像の撮り方、全てが良い。
最後、百万両なんかより、粋に暮らす方を選ぶという物語、が素晴らしい。
この映画の【すごさ】の一片を紹介すると、
◆最後、お藤が三味線を引く、お藤の唄の良さをちょい安が猫(この時はダルマに変わっているが)の表裏で
表わすが、お藤と左膳の顔色を伺う。その様子の映像を、お藤の顔と三味線との小さな三角のエリアの中に、
ちょい安の表情と動きを入れて描く・・・・★★天才としか言えない
お藤の唄にもソレゾレ、意味合いがある、最後は
“浮世 さらさら 風車 今日は北風 明日南風 へええしょがいな・・・”
映画を分る人に、是非、観てもらいたい