しっかりした脚本としっかりした映像。
きちんと映画になって .. >(続きを読む)
しっかりした脚本としっかりした映像。
きちんと映画になっていていいんだけど
すべてが古い。新しい何かを生み出していない。
18-19世紀に飛躍的に発展したクラシック音楽が、現代では新しい音楽を追い求めることもなく、10世紀以前から続く長い音楽の歴史に目を向けることもなく、ある限られた数百年の音楽だけを異常に高く評価する変な状況。
まさにイーストウッドの映画のよう。素晴らしい映画を見た満足感はあるものの、これまでにないもを創り出してやろうという野心的な思いがまったく伝わってこない古典には、ゾクゾクさせられない。