<ネタバレ>邦画史上最高レベルの傑作と言っても過言ではないだろう。
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<ネタバレ>邦画史上最高レベルの傑作と言っても過言ではないだろう。
黒澤明監督作品の中でも1、2を争う作品であり娯楽映画の頂点で間違いない。
3時間半というかなり長い作品ながらも決して退屈せず、非の打ち所がない作品。
とりあえず見ればわかるが何もかもが素晴らしい。
七人全員が濃いキャラで全員に魅力があり、特に三船敏郎演じる菊千代の立ち位置というか役割があったからこそこの映画をここまで昇華させたように思える。
侍と百姓が団結したかと思えた矢先の百姓の落ち武者狩りの発覚。
六人の侍の視点では落ち武者の境遇を知っているからこそ許せないありえない行為だと見えるであろうが百姓からすればそれは違い、仕方のないことでむしろこの様な事態を引き起こしているのはそっちじゃないかと元百姓である菊千代が代弁する。
ただ野武士を返り討ちにするだけではなくこのようなシーンがあったからこそ感動を生み引きこまれていくんだと思う。
そしてアクションシーンも素晴らしい。
土砂降りの中での野武士との攻防。素晴らしいとしか言えない。
撃退した後官兵衛が呟く言葉でこの作品は完璧なものになった。
とにかく邦画だけではなく洋画合わせてみても最高レベルの出来である。