「ラストのアレをやりたかっただけだろ!」と突っ込みたくなる映 .. >(続きを読む)
「ラストのアレをやりたかっただけだろ!」と突っ込みたくなる映画。邦題だけを見ると、大統領との人種を超えた絆を描いたものだと勘違いしそうで明らかなタイトル詐欺(そもそも原題は"The Butler" = 執事)。それだけ、「黒人の、黒人による、黒人のための映画」になっている。だからと言って、決して悪い映画ではないけれど、あまりにオーソドックスで想像の範囲内に終わっているため、メロドラマから抜け出ていない。黒人の人種差別の歴史を知る映画としては過激な表現や重すぎる展開が控えめなため入門編に最適。大人な方は『それでも夜は明ける』を見ましょう。