お見事でした。カンフー映画と最新映像技術は根本的に相容れない .. >(続きを読む)
お見事でした。カンフー映画と最新映像技術は根本的に相容れないもの
と思っておりましたが、とうとうここまでの親和性をもたせるところまで来てました。
ずっとこのテーマに挑んで来られた結果がやっと身を結んだという事でしょうか。
お得意のコメディ路線は一時期の下品さがなりを潜めて、
古典的でありながら表現力の高さから良い温度で提供され、
確かな技術に裏打ちされたアクションは格調高くすらある画面構成で描ききられる。
アニメ的な演出をここまで堂々と取り入れなお使いこなす。
意欲作で冒険作でありながらきっちりとまとめきられている。
(後半やや荒いのは香港系の映画の流れへのオマージュとして)
極意というか極致というか、
まさしく達人チャウ・シンチー。