<ネタバレ>ホラー映画の常套手段として、人が死ぬことは非常に大切。
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<ネタバレ>ホラー映画の常套手段として、人が死ぬことは非常に大切。
ほらこんなにやばいんだよ。ということが一目瞭然になるからだ。
でもってこの映画は一人芝居なのでそれが出来ない、
ホラーの巨匠キング先生の偉大なる挑戦というわけだろう。
つまり一人しか死ぬ人がいないので、まさか開始1時間持たず死ぬわけではないだろう。(『サイコ』の例はおいときます。)
と高を括ってみることができるわけで、この時点で構造上の不利益は免れない。
この挑戦に対して、この映画はとにかく不合理、理不尽の、いやらしいで攻め続けてくる。
いやはや、怖かった。一人である分感情移入がしやすく、
キャラ説明が要らない分、ホラーの割には心理描写ができており、
キャストが要らない分それなりの役者を準備できる。
構造上の不利を見事に利点に変えたこの作品。
安易なホラーが増え続ける昨今においては一見の価値アリ。
しかし、5点。