映画はよく奇跡を描く。
極限からの生還や幾重にも連なっ .. >(続きを読む)
映画はよく奇跡を描く。
極限からの生還や幾重にも連なった偶然の果ての出会い、魔法にいたるまで、
この映画では起きた奇跡は医者が試行錯誤の末にたどりついた境地と呼ぶべきもので、
それは普段映画で描かれる奇跡とはまるで違うものである。
しかし、眠れる人々が起き上がり再開を果たすシーンでは、
事実が故の重みもあいまって非常に胸を打つ。
映画としては演技とこの事実の重み、彼らの心情などなど見所が多く、
佳作といえるが、正直言って辛気臭さがはなにつく。
もう少し大人になったら再鑑賞したい。