<ネタバレ> ごめんなさい。
何か仕出かしたとき、その一言を口に出す .. >(続きを読む)[良:2票]
<ネタバレ> ごめんなさい。
何か仕出かしたとき、その一言を口に出すのがどんなに難しいことか。
そして失敗が大きければ大きい程、あれの所為これの所為と言い訳を探し自分は悪くないと逃げ、ますます言い辛くなってしまう。
しかしショーン・ペン演じる死刑囚は、いよいよ自身に及ぶ死の恐怖に全身を震わせながらも、声を振り絞り、被害者遺族へ謝罪する。
善いとは言えない育ち、同じ悪事を働いておきながら死刑を免れる友人。殺人を犯すまでに行き着いてしまった環境に言い訳せず、「自分の死で少しでも安らげるなら」と償う姿に涙が止まりませんでした。
なぜこんなにも泣けるのか。心の奥に、言わなければならなかった「ごめんなさい」が積もっていたのかもしれません。(とか言いつつ別のレビューで簡単に書いちゃってますけど)
刑罰の在り方を考えさせられる素晴らしい作品でした。[良:2票]