<ネタバレ> 印象深いのは、レース前に主人公が薬を二錠受け取って「俺が一 .. >(続きを読む)[良:3票]
<ネタバレ> 印象深いのは、レース前に主人公が薬を二錠受け取って「俺が一錠、こいつに一錠」と愛車の燃料タンクに薬を放り込む場面。
ちょっとした冗談のつもりなのかも知れませんが、それ以上に、主人公がバイクを独立した人格、本当の意味での相棒として扱っている事が窺えました。
バイク乗りは孤独なんて言葉もありますが、この映画の主人公に限っては、そうではない。
様々な人に優しくされ、その結果として夢を叶える事が出来た姿は、たった一人で夢を実現させた姿よりも、眩しく感じられるものがあったと思います。
老いだの若さだのといった線引きを超越して、観る者に純粋な感動を与えてくれる名作ですね。[良:3票]