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<ネタバレ>自分は天才だと信じ(実際天才)、進んだ大学で思うように成果が出せず、
自分を追い詰めてしまい、統合失調症(幻視幻覚)を発症する。
成果を出したことで国防総省への就職も決まり、一時期収まっていた幻覚も
4年が経ち、大きな仕事が出来ると想像していた職務内容との相違から、再度、幻覚を見るようになる
精神病院で統合失調症が発覚し
なぜルームメイトとバーに行かないのかという疑問
急にとんでも映画になった暗号解読 の疑問
二つが伏線だったことが分かってさらに引き込まれます
自分が信じていた物が存在しない と悟った時の絶望感とは如何なるものか・・・
一度発症してしまうと、今視えている物が本物なのかどうか疑い続けなければならない
考えるだけでも、耐え難い生活になると思います。
アリシアが病院への強制収容を考え、部屋を出た後に戻ってくるシーンは
戻ってきたアリシアは幻覚なのでは?と思わせる程それまでの出来が素晴らしいです。
統合失調症は幻聴で苦しんでいる方が実際ほとんどではないかと思いますが、
苦しむ人、支える人の辛さをうまく表現した作品です。