<ネタバレ>良いシーンは数え切れないぐらいあるが、例えばラスト近くでロザ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>良いシーンは数え切れないぐらいあるが、例えばラスト近くでロザリンド・ラッセルが舗道を走りながら激しく転けるシーン!このシーンのカッティングを含めた演出のダイナミックさ!これぞホークスの天才の刻印。このとってつけたようなハッピーエンディングが「映画の幸福」なのだろうか。
ただ、ビリー・ワイルダーの『フロント・ページ』は本当につまらないリメイクなのだろうか。ウェルメイドなビリー・ワイルダー作品にない革新性・実験性がこゝにはある。まるで機関銃のようなダイアローグに私は本当に感動してしまっている。
ワイルダーよりもホークスは百倍偉大だと思う。しかし、ビリー・ワイルダーとホークスを同時に愛することこそ大切なのだと思う。