<ネタバレ>注意。超ネタバレ。
この映画は、真夏の暑い夜、野外上映 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>注意。超ネタバレ。
この映画は、真夏の暑い夜、野外上映会(俺が子どもの頃には夏休みの一日、たいていそういう日があった)で観たかった。今は夏だが、エアコンの利いた部屋で観た。格好悪い俺(この格好悪さは、三里塚のドキュメンタリーをDVDボックスで買うプチブルっぷりと共通している)。
ラスト付近。
刑事が犯人を捕まえた後。二人ともへとへとになって倒れ込んでいるところ、朝の通学なのか、子供たちの歌声が聞こえる。姿は見えない。
画は花や虫のアップだ。スゲー(これじゃあ黒澤が歴史にその名を刻んだのも無理はない)
犯人は泣き始める。
その言い知れぬ後悔は俺にも伝わってくる。
「ぼくたちはかがやく陽射しを目指すべきではなかったのか」 <- ここは一種のなぞかけになっている。ほとんどの人はわからないはずだ。
妙に大いなる勇者を思い出させる映画だった(が、もちろんこっちのほうが早い。内容も全然違う)。