<ネタバレ>被害者と加害者の両方の味方になることはできない。
宗教者と .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>被害者と加害者の両方の味方になることはできない。
宗教者として突きつけられたことにシスターがどう向き合うのか。
罪を告白した後の死刑囚にも誠実に向き合い、被害者の遺族にも共に努力が必要だと言い、教会で共に祈る。
被害者遺族の憎しみを解放するために必要なのは、加害者の死か、心からの悔恨か。
死刑の是非論は今でも結論は出ないけど、死刑への向き合い方を示唆する重い一本だった。
一番印象的だったのは、被害者の若い二人と、死刑囚がオーバーラップするシーン。
ガラス越しに執行を見守る二人が現れ、森に置き去りにされた遺体を俯瞰で撮る。
そこに重なる死刑囚の十字架。
当事者にならない限り、いや、当事者になっても結論は出ないのかもしれない。
ショーン・ペン、スーザン・サランドン共に素晴らしい演技で引き込まれた。[良:1票]