<ネタバレ>ロシア映画とは知らず、なんとも微妙な時期に観てしまった。
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<ネタバレ>ロシア映画とは知らず、なんとも微妙な時期に観てしまった。
ロシアが望まぬ戦争に巻き込まれるという設定は、まるで現在のウクライナ侵攻を写したような既視感さえある。
しかし、映画自体の出来栄えは見事というしかない。
戦地に一人取り残された少年は、父、そして父が亡くなった後は母を自分を守ってくれるロボットに見立てて、苦難を乗り越えていく。
戦闘が終わった後、ロボットの話を続ける母親に「ロボットの話はいいから、父さんの話を聞かせて」という少年の成長が微笑ましい。
若い母親も、激しい戦闘の中で人が人としてどうあるべきかということを学び、本当に愛すべきが誰なのかということに気づいていく。
亡くなった父親も、最後まで若い母親を守ろうとした兵士もかっこよかった。
臨場感たっぷりの戦闘シーンの中に、兵器をロボットに見立てたCGがうまくブレンドされていて、なかなかの見応え。
ロシア映画もなかなかやるな、と思うことが最近増えてきた気がする。
いや、いい映画。