<ネタバレ>今時スマートフォンやパソコンを使わない連絡方法なんて映画では .. >(続きを読む)
<ネタバレ>今時スマートフォンやパソコンを使わない連絡方法なんて映画では使えないのだけど、弁当配達のシステムを使うという手がインドにはあったか。
手紙が届くのを次の日まで待つ、なんていうドキドキは今は昔になったけど、やっぱりそれに勝る恋愛ツールは無いということを改めて考えさせられた。
少しずつ心の距離が埋まっていくのを、焦らず、じっくりと描いているのも上手い。
そして恋愛マスターであり、料理マスターでもある「おばさん」が最後まで姿を見せないのも憎い演出。
インドの因習を考えると、イラが娘を連れて駆け落ちするところまで描くことは難しかったのかもしれないし、それがかえってこの映画を上質で現実的なものにしている気もするのだが、女性が自分自身の人生を自ら選択して生きる、ということを肯定している映画ではないかという気がしている。
踊らないインド映画、いいと思うんだけどなあ。
インド本国での評判が気になるところ。