<ネタバレ>差別をする人物に憤るだけで、その場でそれを正すことをしなけれ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>差別をする人物に憤るだけで、その場でそれを正すことをしなければ、それは差別と変わらない。
そしてそれを実行することはとても勇気のいることだ。
キャシーの気づきを通して観る者に訴えかける終盤の展開は素晴らしく、完全に引き込まれた。
ユダヤ人差別に限らず、我々が暮らしていく上で非常に重たい問いかけであると思う。
エリア・カザン監督の手腕は見事で、偏見に対する問題提起にとどまらず、そこに切ない恋心も絡めるエンターテイメントとして楽しめる映画になっている。
アンではなくキャシーに惚れるようじゃ男としてはまだまだだよ。