<ネタバレ>一番の山場は、やはり交通事故の後処理。
そのまま帰宅して朝 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>一番の山場は、やはり交通事故の後処理。
そのまま帰宅して朝を迎え、母親の絶叫を聞くあのシーンは、ホラー映画史上に残るやり切れないシーンだと思う。
悪魔を降臨させるに至るさまざまな伏線がはられ、それを一つ一つ拾っていく作りは緻密にして丁寧で、徐々に恐怖を増幅させる効果抜群。
ただ、ラスト近くの母親が人間離れし過ぎていて、滑稽な印象を与えるのはもったいない。
重力を無視して天井に張り付いたり、空中を浮遊したりするのを観て、それまでせっかく積み上げてきた緊張感が崩れてしまった。
悪魔の下僕たちも、寄せ集め感が強くてパッとせず。
トニー・コレットの演技力にただただ圧倒され、ガブリエル・バーンの突き出たお腹に哀愁を覚える映画。