<ネタバレ>冒頭から呪文のような聖書の言葉が不気味に流れ、得体の知れない .. >(続きを読む)
<ネタバレ>冒頭から呪文のような聖書の言葉が不気味に流れ、得体の知れない薄気味悪さを上手く演出している。
一晩の出来事にしたのも、テンポの良さにつながっていて悪くない。
そして悪魔が取り憑いたタマラ役の少女の演技が真に迫っており、悪魔に対する恐怖心を煽るのにも成功している。
難点は、テンポの良さにつながる一晩の設定のゆえに、少女の両親の苦悩が今ひとつ実感できないこと。
そして何より、エクソシスト役の神父が胡散臭い。
これはもう正直致命的で、品格も重厚さも感じられないので、とにかく頼りなくて限りなく胡散臭い。
映画としてはなかなか面白かったので、その点が残念。