<ネタバレ>新米弁護士が担当した最初の裁判が、育ての親とも言える実業家の .. >(続きを読む)
<ネタバレ>新米弁護士が担当した最初の裁判が、育ての親とも言える実業家の殺人事件。
しかもその憎むべき被告人を弁護するという、なんとも稀有なケース。
そんな偶然ないって、と途中までは思いながら観ていたものの、被害者の過去が明らかになるにつれて、この設定でなければこれほどの衝撃は与えられないと納得。
愛情深き育ての親が、本来なら裁かれるべき戦争犯罪人であったことの意外性と蓋然性が混在して、戦争によってもたらされる人間性破壊の恐ろしさを突きつけてくる。
被告人役の重厚な演技にも胸を打たれる。
語らずとも雄弁。
そこにも加点。