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<ネタバレ>途中までは、職人監督イーストウッドの映画。前作と違って、安心した映画の進行で、楽しめた。ちょっとブラック気味なユーモア(あの年で3Pはないだろう)も感じて、まるでスペースカーボイの様に。今回は小品佳作かなあと思っていた。途中までは。‥しかし、ラスト近くになって、急激に・突然に、感動に震えた。何なのだろう。ミリオンダラーベイビーのように、突然の転調(ベイビーの方は悲劇だが)。イーストウッド自身を思ったのか、見ている自分自身の身を思ったのか。老いを見つめた作品でないと思う。近年のイーストウッドの映画で謳われる「贖罪」のテーマも流れている。イーストウッド万歳。