<ネタバレ>「最高の映画」ではないんだが、作った人が天才なので見れないこ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>「最高の映画」ではないんだが、作った人が天才なので見れないことはないようにできている。
ただ、後に監督がはっきりと言ってるが、端的に言えば「この子役はクソ」である。
いや、それは言い過ぎか、普通の俳優だったら「お前もっとちゃんとやれよ」とか言えるのが
子役にはさすがに言えないから困る、といった感じかな。
それはいいとして、この映画の本編は、母ちゃんを見たあと、やで?
何人かの勘のいい人は気づいているようだけれど。
そう、映画のタイトルにもある「菊次郎にとっての夏」なのである。
あのバカげた遊びを大の大人が楽しげに行い続けるということが、正に
なんだろうな、昇華かな、
結局母親は自分のところには二度と戻ってこないし、
これから家に戻って今までどおりの日常を過ごすしかないのだけれど
今は今だけはそれを忘れてただ遊ぼうと、そういう話。
まぁ、一番痛いのは、この有名なテーマ曲が、あまりに強すぎて
映画自体を潰してしまっているくらいに強いということだ。
多分、このテーマなら宮崎アニメでも潰れていただろう。