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<ネタバレ>- Lethal Weapon - “致死性兵器”銃とかナイフとか人を死に至らしめる兵器全般です。軍隊経験だけでなく格闘術を備えたリッグス刑事自身のことも指しています。反対は- Non-Lethal Weapon(非致死性兵器) - で、催涙スプレーやスタンガンなんかを指します。
'80年代のバディ・ムービー代表作ですね。若造と年寄り。白人と黒人。武闘派と穏健派。独り身と家族持ち。いい組み合わせです。
そこにきてリッグスに自殺願望という、あまりアクション映画の主人公らしくない設定を加えたのも見事です。
リッグスの武器の扱いには惚れ惚れする。銃を撃ちながら地面を転がる姿は素早く、どこぞのお腹の丸いダイ・ハードの人と比べると、これが本物だって思ってしまう。またどんどん遠くなるヘリを撃ち続けるシーン。砂漠で射撃ポイントまで走るシーン。捕まったあとにライフルを抱えて道路を走るシーンと、何か仕草が本物っぽいというか、刑事モノなのに元軍人っぽさが出ている気がしてとてもカッコいい。射撃場の( ・ )から(笑・顔)にしてしまうシーン、もうカッコいいのなんの。
事件は売春婦飛び降り事件を本線として、飛び降り志願の男や、子供への聞き取り、シリーズ定番のマータフ家の人々(お風呂でサプライズ誕生ケーキ、リッグス呼んでの夕食)と見所も多く飽きさせない。
私は特に最後の、リッグスの愛犬サムとマータフ家の愛猫バーバンクが会った瞬間に喧嘩するのと、そんな喧騒気にもしないで入り口の電球を穏やかに締め直すマータフのシーンが大好き。
今後安定のシリーズ化をしていくが、本作を最後にリッグスの自殺願望も無くなる。当時のメルの本当にヤバそうな目付きがたまらない。