<ネタバレ>これは凄い。今なら『スカイツリー大倒壊』みたいな感覚か。
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<ネタバレ>これは凄い。今なら『スカイツリー大倒壊』みたいな感覚か。
東京オリンピックから約10年。
世の中の役目を終えた工場の社長。目的を無くした活動家。集団就職で上京した失業者が、高度経済成長の象徴、新幹線に爆弾を仕掛ける。
とてもテンポが良く、故障車の回避や妊婦の出産、徐々に不安が広がる乗客のパニックと、現実に起きそうなトラブルが、観ていて手に汗握る。
爆弾を探すための写真撮影を2回やるのがリアル。
新幹線のミニチュアもよく出来ていて、東京から来た汚れたひかり109号と、ピカピカの救援車の並走なんて胸熱だ。…そのあと運転士の青木君がバーナー使うのはどうかと思ったけど。
指令室で提案された『後続車両に乗客を移して』…は出来ないにしても面白いアイディア。
並走させて乗客を移す作戦だったら上手く行くかも?と思った。実際この作品の影響を受けたといわれる『スピード』でやったんだよな。
引っ掛かったのは現金受け渡し、最初から高速道路で良かったんじゃないかな。
川からロープで引き上げるのはかなり体力使うし、そのあとバイクの運転は腕が辛いし。
警察の描き方がかなり雑。
大学の柔道部の件は冗談みたいなシナリオだし、逃げるだけの犯人をやたらと銃で撃つのは何故だ?…まぁ撃たれた健さんがカッコいいけど。
あの太鼓叩く宗教団体が頭から離れない。彼らが無事停車した時に喜ぶ姿が、なんか可愛くて良い。[良:1票]