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<ネタバレ>“Final Destination 2”そのままで良いのに何この邦題?配給会社の新人に付けさせたの?ってくらい、あれれなタイトルです。
『大事故を免れた人々が、運命付けられた死を回避できず、順々に死んでいく』というプロットが優れています。工夫次第でいろんなバリエーションが創れそうです。今回はハイウェイの多重衝突事故。まぁ飛行機事故=ほぼ100%死ぬことを考えると、交通事故ってそこまで、関係者の死亡率高いか?って思いますが、日常で誰にでも起きうる死なので、良い着眼点だと思います。
また事故当日を『晴れてるけど路面が濡れた朝』にしています。撮影のため、わざわざ数百m~数kmもの路面を濡らしたと思うと(いやCGかな?)、制作側のちょっとしたコダワリが感じられて好感度高いです。ってか、後半に出てくるハイウェイの路面も濡れてます。単に季節的な気候現象なのかな?
大惨事は一瞬でしたが、「つぶせ!つぶせ!」のスクールバスや、ミニカー2台をガッチャンガッチャンしてる子供とか、事故に至るまでの不吉な予兆も、イイ感じにイヤな感じです。前作では、人によってはアッサリ死んだんですが、本作ではまるで『こんなアンラッキーな死に方はイヤだ』のオンパレードです。じわじわ迫る死を、どうにか回避…したと思ったら突然死。って感じで、本作では特に拘ったポイントだったんでしょうね。
クレアが精神病院に自主入院しているのは、悲惨なその後が伺えて良かったですが、あっさり死んでた主人公アレックスは、もう少し深堀りしてほしかったような…レンガが頭にって…。
後半けっこう雑です。せっかく再登場のクレアの最後、正直印象薄かったです。死神が1年掛けたミッションが、ようやくコンプリートしたんだから、達成感的な何かがあっても良いような気もしたけど。死を回避するには新しい生命の云々…も、無理やりなこじつけ感が強いかな。そもそも自殺は出来ないのはユージーンが実証済みだし。まぁ、結局はそれが正解じゃなかった。って結末でしたね。