世界中で問題となっている“幼児ポルノ”、”過激な暴力シーン“ .. >(続きを読む)
世界中で問題となっている“幼児ポルノ”、”過激な暴力シーン“。インターネットが流通し、手軽に違法な情報が手に入る時代。その一方で、こう言った問題が明るみに出て、それを商売にする組織への非難が高まった。当然、この作品もそう行った時事をテーマにしていると思った。しかしこの作品、ストーリを客観的に解釈すれば、”スラッフ(殺人シーンの入ったポルノ)物のほとんどはヤラセで、本物を購入しようと思ったら実際に殺害するしかない”、また別の見方をすれば、”殺害さえしなければ、家出した少女を裸にし、レイプしてビデオに出しても許される”とでも言いたいのだろうか?それだけでも十分問題である。こう言ったことで金儲けをしている者たちへの警告や、その裏ルートを鋭く暴く社会派的作品を期待したのであるが、その期待は見事に裏切られた。ただ1本の8mmテープに限定した、狭い世界観だけの物語に留めてしまったことは残念である。