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<ネタバレ>主人公の男が、人違いで謎の組織から命を狙われる羽目になりながらも、保身のために立ち回り、謎に迫っていくというサスペンスです。豪華で壮大な展開と、細かくちりばめられたユーモアが絶妙です。主役のケーリー・グラントは、ユーモアの効かせ方を非常に心得ています。ヒロインのエヴァ・マリー・セイントのしおらしさもポイントです。楽しいシーンも盛りだくさんですが、やはり、複葉機に追い立てられるシーンですかね。画面の端の方で、農薬を撒いたりしながら、背景として馴染んでおいて、タメにタメて、ドッカーンという感じですね。笑ってしまいました。娯楽映画として、非常に良くできていて、余計なことを考えずに楽しむことができました。