スクリームクイーンという表現がありますがそれを逆手にとって叫 .. >(続きを読む)
スクリームクイーンという表現がありますがそれを逆手にとって叫ぶことを禁じられた設定にしたわけですね、そこは面白いです。空撮や長回しを入れたり結構贅沢な撮影です。ストーリーのベースは時計じかけのオレンジあたりでしょうか。設定を掘り下げれば社会派スリラーにもなりそうです。ゲット・アウトのような作品が生まれる下地は既に整っていたということですね。ただ良くも悪くもそっち方向には進まずただのホラー映画に仕上がってます。スティーヴン・ラングが出てきてからの方がドラマ性が希薄になりつまらなくすらあります。座頭市の国の人間としては盲人で銃使いというのも変な感じです。暗闇ですのでマズルフラッシュを演出に使いたかっただけなんでしょうけど銃はいわば視覚で殺す武器ですし、銃がないと普通に女性に打ちのめされるのもがっかり感があります。