高知だから鰹のタタキってすごく安直じゃないですか?この映画の .. >(続きを読む)
高知だから鰹のタタキってすごく安直じゃないですか?この映画のコンセプトはインターネットの世界で美女と野獣をやることらしいのですが、そもそも何のためにこのコンセプトを採用したのかが意味不明です。身も蓋もないことを言えば売れるためなんでしょうけど。細田守監督って実は昔インターネットを好きだった思い出に執着しているだけで今のインターネットのことは嫌いなんじゃないでしょうか?この作品を見ていてもインターネットの悪さばかり伝わってきます。新海誠監督の方がインターネットの良さを自身の作家のテーマとしても的確に表現できています、遠く離れた誰かとも繋がれることだと。自分は世界で唯一インターネットを肯定してきた作家であると自負しているようですがそれすらも怪しいです。文句ばかり出てくる映画ですが、細田守監督の作品では最も深刻で真剣な物語になっているのはいいと思いますね。あともう一歩踏み込んだテーマを扱えれば本当の傑作をものにできるかもしれません、逆に底が割れる可能性もありますが。美術やキャラクターデザインが日本アニメの枠を超えたものを志向しているのも好印象です、まあパクリと言えなくもないですけど(笑)。