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本国デンマークではこういう作品がクリスマスに家族で見る映画だったりするのでしょうか。思い込みが強く、しかもそれを実行する力があると大ごとになって大変というお話です。ミステリー調の復讐劇と見せかけてひとひねりある展開で人間ドラマも丁寧に描こうとはしてるのですが、マッツ・ミケルセンが最後まで強すぎな上ギャング連中はやっぱりただの悪党ではあるので最終的にはどっちつかずの中途半端な内容になってしまっています。全体としてブラックコメディの比重が強すぎてリアリティが欠如した場面も散見されますのでシリアスなお話として見るのも難しいところです。ただアイデアもキャラクターも独創的な部分はありますのでそのうち続編かハリウッドリメイクが決まったりしてもおかしくない出来だとは思います。