未来の地球が謎のウイルスにより滅亡の危機に瀕し、選ばれた富裕 .. >(続きを読む)
未来の地球が謎のウイルスにより滅亡の危機に瀕し、選ばれた富裕層が新たな居住地「ニューアース」へ脱出するという壮大な設定のSFアクション作品です。
ブルース・ウィリスが“元軍人”クレイ役として登場しますが、主人公とは言えず、
実際の物語の中心は、船内で起こる連続殺人事件や正体不明の寄生生命体による脅威に立ち向かう乗組員たちに移ります。
脚本の矛盾や低予算ゆえに露呈するセットやCGの粗さが目立ち、大きな欠点が散見されます。
この映画の持つ粗削りな魅力や、突っ込みどころ満載の“アホさ”を逆に楽しむことができる人には、一種のカルト的魅力として受け入れられるでしょう。
完璧さを求めずに笑いながらストレス発散したい人にとっては、むしろ「こんなダメさも面白い」と感じるかもしれません。
昔ながらのB級SFアクションの原点を味わいたいという方にも、意外な楽しみがあるかもしれません。
緻密な科学考証や一貫したストーリー、そして高品質な映像やドラマ性を求める方には危険ですので近づかない方が良いでしょう。