ジャック・ベッケル監督の遺作で、脱獄ものの傑作。やや残念なの .. >(続きを読む)
ジャック・ベッケル監督の遺作で、脱獄ものの傑作。やや残念なのは、パッケージの文章が的はずれなこと。「新しく牢獄に加わった男、やつは信用できるのか?」というものだが、物語は9割以上そういう展開はしていない。最後の鏡のシーン(小道具の使い方がすばらしい)にはぎょっとさせられる。白黒、昔のフランス映画と地味な印象が強く、おそらくあまり多くの人が見てはないと思うが、お金をかけたハリウッドでは絶対でない面白さがこの映画にある。