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何年か前に見たものなので細かいところは忘れてしまいましたが、全体的な雰囲気が好きでした。96年頃は、まだネット恋愛がほとんど無くて、誰もがネットを楽しんでいるような時代ではなかったからこそ、ネットで知り合うということが現在よりも特別なものでしたよね(懐)。新幹線で一瞬だけの出会いでしたが、ハンカチを振りながらお互いをビデオで撮影したり、それを後で見てもブレブレなところなど、ちょっと切ない感じで好きです。戸田菜穂のネットと現実での性格の違いや、ほし(深津絵里)が最初は男性と偽っていたところなど、現在ではそれほど話題にならないような部分も、当時ならではのものだと思います。ネット環境が万全でなかった時代の、ちょうど良いときの映画だからこそハマりました。 最初のうちはセリフが文字で、物語が進むにつれてセリフが音声に変わっていくのですが、最後に(ハル)と(ほし)が会って終わるとき、またセリフが文字になり「はじめまして」で終わるところなど、面白い作り方で好きでした。