映画好きの僕としては、もうたまらない作品。過ぎ行くもの、失っ .. >(続きを読む)
映画好きの僕としては、もうたまらない作品。過ぎ行くもの、失ったもの、変わり行くものへの精一杯の愛情を描いて、これはどこまでも心優しい、映画好きの為の映画。そうか、そうか、映画はこうやって見るのもいいものなのか。と、この作品以降、映画館で口数の多いアベックや集団に眉をしかめるのはやめました。つくづく宝物だねェ。トトの持っていたフィルムの切れ端がいっぱい詰まった缶、いいねェ、いいねェ、とつぶやく自分がいることにうれしくなる。母親の悲しみよりも、壁に貼られた「風と共に去りぬ」のポスターに目を奪われる。子供の子供たるゆえんだけど、いつか大人になって母の悲しみを理解できるようになった時、「風と共に去りぬ」のポスターと共にその時を思い出すんだろうな。いいねェ、いいねェ、トルナトーレ万歳!!!だね。