今まで40年映画館のスクリーンを通してさまざまな間接体験をし .. >(続きを読む)
今まで40年映画館のスクリーンを通してさまざまな間接体験をしてきました。印象的な映像が何気ない毎日の生活の中で記憶によみがえります。涙したり、せつなくなったり、勇気がわいてきたり、心が温かくなったりとさまざまです。ショッキングという意味ではこの映画はベスト10に入ります。顔にへばりつく異生物や食事中にエイリアンが現れるシーンなどは、記憶から消えることはないでしょう。宇宙船という逃げ場のない閉塞感、圧迫感、緊張感、不安感は映画館の座席にいる私の体をもこわばらせました。映画だとわかっているのに未知のリアルさがありシリーズの新作はついつい観てしまいましたが、この1作目は別格だと思います。「ALIEN」とタイトルが出るシーンからそれまでのSFホラーとは「異物」を感じました。これからもスクリーン上の体験を楽しみにしています。21世紀のエイリアンはどのようなものでしょう。