公開当時、中学生だった私はピーター・オトゥールファンの兄の影 .. >(続きを読む)
公開当時、中学生だった私はピーター・オトゥールファンの兄の影響で彼の作品はよく観ていました。この作品でアカデミー男優賞をとれるのではないかと言われていましたが、西部劇の大御所=ジョン・ウェインが病の身で出演した正統西部劇「勇気ある追跡」で受賞しました。記録よりも記憶に残るという讃辞がよく使われますがP・オトゥールはまさにそうではないでしょうか。舞台出身である彼の迫真の演技にはいつも圧倒され、感動します。この映画のラストで生徒たちに挨拶するシーンは実際のセレモニーを見ているようで思わず感涙した記憶があります。受賞歴ではなく、出演歴(映画)そのものが彼の素晴らしさだということを改めて認識させてくれる作品です。