ストーリー時代は単純で淡々としているが、主人公の心の葛藤が .. >(続きを読む)
ストーリー時代は単純で淡々としているが、主人公の心の葛藤がよく描かれている。ギャロ演じる主人公のビリーは臆病ゆえの暴力性をもっていて、最初は怖く感じるが、どこか憎めない。ギャロは映画のラストまでとてもミステリアスな雰囲気を醸し出していて、掴み所がない。 映画には全体的に閉塞館が漂い、暗い雰囲気が漂うが、ところどころで笑わせてくれる。最後は悲劇的な結末という予想を裏切ってハッピー・エンド。主人公の豹変ぶりに驚くとともに、少しほっとする。 カメラ・ワークは斬新で面白い。