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こういう雰囲気に弱いですね。第二次大戦を背景にした、もの悲しくロマンティックなムード。まだ初々しいロマーヌ・ボーランジェが、静かな中に悲しみと情熱を宿した伴奏者を好演してます(彼女はこういう役がホント似合いますね!)。特に、憧れであり恋敵である歌手に、ピアノの伴奏で想いをぶつける公演のシーンは圧巻。しかし彼女はやはり伴奏者でしかなく、幸福は素通りしていく…。男の僕が見ても、「あ~、これが女心なんだな~」というのが伝わってきます。大作ではないけど、好きな作品です