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原作を読んでないのでそれがこの映画の監督自らとった手法だかどうか分からないけど、ベイトマン本人の視点から物語を紡んでいく事で、この映画を観る人にも現実と妄想の境界線を見失わせる、という点においては見事に成功していると思う。その中で時折覗く(と思われる)真実の言葉は、実は映画冒頭に出てくる「(自分達に必要な行動は)若者の物質主義を抑える事」という虚無なアイロニーの中にある、なんて2回目を観て思ったりしました。80年代のウォールストリートと90年代のシリコンバレーにはこんな人間だらけだったのかと思うと怖いね(だからアメリカンサイコって言うタイトル!?)